本日、体調不良で仕事休みました(爆)
ここんとこ「体調悪いなぁ」と思ってはいて、日曜日の朝「体が痛くて起きられない」という症状が有り、午後から頭痛。
しかし8日(月)は子供達との約束が有ってどうしても頑張らなければならないので、何とか踏ん張りました。
結果、今朝は頭痛と発熱で起きられず(+_+)
無理がきかない歳になってしまいましたです、はい(;^_^A
さて、今回は「Yes/イエス」というバンドについて、知りうる極少ない知識でのお話を垂れ流したいと思います。
ファンの方がいらっしゃいましたら、話半分、いや、100分の1程度に聞いて下さいませm(__)m
…
イエスというバンドは、以前一緒にやっていたバンドのドラマーに教えてもらいました。
「イエスはプロク゜レッシブ・ロックで、どんどん曲調が変わって行くんだよね」
「ふ~ん」
「一曲が長い」
「曲調が違うならば、それぞれ別の曲にすればいいのに」
「いや、そうしないからいいんだよ、組曲みたいな感じだね」
「ふ~ん」
私は当時中学生で、「ハードロックだぜっ!」という一本の線から右にも左にも向かない頑固な思考しか持ち合わせていなくて、イエスを聴かされた時に「何だかこれ、ロックじゃないよなぁ」という印象でした。
ですから彼の家に行って色々と聴かされても何も感動しなかったし、「映画音楽じゃないの?」なんて思ったりして、非常につまらない時間を過ごしているとしか思えなかったんですね。
私がプログレを好きになるのは、かなり後でした。
最初に「おっ」と思ったのは、キング・クリムゾンの〝クリムゾン・キングの宮殿〟でした。
一曲目から凄く引き込まれまして、構成の素晴らしさからギターテクから、目が点状態。
そして宮殿の次に聴いたのが、あの〝太陽と戦慄〟ですよ。
ドラマーが私の大好きな、ビル・ブルーフォードです(昔はブラッフォードと呼んでいた→本人が「正確にはブルーフォードだ」と言ったみたいです)。
「なんだこのドラマーは!」と。
この時の衝撃たるや、もう表現出来ないほどでした。
イエスを語るというエントリーで、プログレにハマった切っ掛けがイエスじゃないなんて…(笑)
で、ビルがクリムゾンに入る前にイエスに在籍していたことを知り(逆から入った感じ)、イエスを聴いてみたら…
あのですね、私に初めてイエスを聴かせたドラムの彼、アラン・ホワイトが好きだったんですよ。
ですから私が最初に聞かされたイエスの曲、全てドラムはアラン・ホワイトだったんですよね。
確かにアラン・ホワイトも色々なコンテストでベストドラマー賞なんかをもらう程の実力者だと聞いていますけど、ビルとは全くタイプが違いますでしょ。
アランが叩くとロックっぽくなり、ビルが叩くとジャジーになる。
特別ジャズが好きっていうこともないですが、ビルが叩いているイエスの方が、プログレっぽいというのは個人的な好みが入っているからなんでしょうかねぇ(^^;
そんなこんなで、この頃からイエスのアルバムを満遍なく聴き始めます。
※昨年処分したイエスのレコード
その頃一番聞いたアルバムは〝こわれもの〟〝危機〟、そしてライブアルバムの〝イエスソングス〟でした。
カセットテープに録音して、擦り切れるくらい聴きました。
で、そのうちに「あれ?」って思ったんです。
ある曲のドラムは好きなのに、こっちだと「う~ん…」って感じだと。
それもそのはず、私の聴いていた時期のアルバムはメンバーの入れ替え時期で、イエスソングスで言うと〝パーペチュアル・チェンジ〟〝遥かなる思い出/ザ・フィッシュ〟だけがビルで、他の曲は全てアランが叩いているんですもの。
スタジオ盤のタイトで切れの良いドラムの音が、ライブだと何となく切れが無い。
曲によって、何だかロックっぽい。
ライブ録音だからかな?と思ったら、〝パーペチュアル・チェンジ〟は切れっ切れでしょ。
なんかおかしいぞと(笑)
というようにイエスにのめり込んだのはずっと遅いんだけど、その後はビルのソロアルバムを見付ければ買って聴き…なんてことをしながら、静かに「ビルが居た頃のイエスのファン」をやっていました。
とはいえアランのドラミングも嫌いなわけではなく、彼が在籍している頃にも好きな曲が有ります。
・リレイヤーの錯乱の扉
・究極のGoing For The One
・ドラマのInto The Lens (このアレンジはかなり好き)
そうこうしているうちにイエスは活動停止となり(ボーカルが変わった時点でダメになるバンドって多いですよね)、バラバラになって再結成をしますが、ここで私の頑固な性格が出てしまい、一応アルバムは買って聴くも、ファンにはなれませんでした。
確かにロンリー・ハートは売れましたよね。
でも私は、トレヴァー・ラビンがダメだったんです。
彼の居るイエスは、イエスではないんですよ。
スティーヴ・ハウのギターの音色・プレイこそがイエスでしょう。
バンド的に売れて成功したけれど、私のような頑固ジジイには受け入れられなかったんですね。
ですから私、1988年の来日公演は行けたけれども行きませんでした。
「もうイエスを見に行くことは無いな」とまで思いましたですねぇ。
しかし!
来日公演後にジョンはイエスを抜け〝Anderson Bruford Wakeman Howe〟を組むんですよ。
これにはビックリと言いますか、もう「大歓迎!」という感じでした。
だってメンバーがですね…
あっ、言わなくてもバンド名で解りますか(笑)
イエス黄金期からベースのクリス・スクワイアだけを抜いた4人でバンドを結成したわけです。
これをイエスファンが受け入れないわけが有りませんよね。
1988年の中野サンプラザ公演、見に行きましたよ~勿論!
えぇ、アルバム〝閃光〟も出てすぐに買いました。
涙が出ましたね、「うわ~、イエスだ!」って(笑)
イエスという名前はクリスが持っていて、まだイエスというバンドが残っていた為に、ジョン達(Anderson Bruford Wakeman Howe)はイエスという名前が使えなかったんですよね。
Anderson Bruford Wakeman Howeの演奏の方が、よっぽどイエスなのに(笑)
イエスファンになったのが遅いせいもあり、彼等を生で見るのは初めてでした。
感動しました~(^^)
「ジョンはあんなに軽く高音を出すんだ~」とか
「リック・ウェイクマン、やっぱすげー」とか
「ハウの指がしなやかでキレイ~」とか
「ビルって叩いている時の姿勢がいいんだな~」とか
「とにかくすっげーバンドだ~!!」とって思いましたよ、ホントに。
その後、クリスの方の本家イエスと合体して大人数のバンドになり、アルバム〝結晶〟を出すわけです。
勿論すぐに買いました~♪
1992年の日本武道館も見に行きました~(≧∀≦*)
この時、初めてアラン・ホワイトのドラミングを生で見るわけです。
なるほど。
生で聴いても、アランとビルのドラミングは予想通り別物でした。
下手とか上手いとかの話ではなく、どっちが好きかという話です。
もう完全にビル信者になりましたね。
ビルのドラミングは、一叩き一叩きの切れが半端じゃないです。
シモンズを使っていても、スネアはビルの音なんですよねぇ。
甲高い、私の大好きなスネアの音。
あんまりビルの話ばかりではいけませんね。
ドラム以外のお話もしないと。
でもですね…
実はこの公演は、イエスっぽくてイエスっぽくないという、微妙な感じでした。
大好きな〝Lift Me Up〟では、スティーヴ・ハウはトレヴァー・ラビンの補佐的な役割になっていて、いや、全体的にトレヴァーが前に出て来ている感じでしたね(ボーカルもしゃしゃっていました)。
トレヴァーのソロはハードロック的で、私が抱くイエスの印象とは全く別なんですよ。
あれならば、別の人でもいいでしょ、トレヴァーじゃなくても。
でもスティーヴ・ハウのギターはハウしか出来ないんですよ。
まぁこれも頑固なジジイの感想なので、気になさらないで下さいませねm(__)m
その後…
と、続くかと思いきや、私の中のイエスはここで終わります。
いや、トレヴァーが絡んだロンリーハート以前で終わっていたのかも知れません。
最も個人的なお話をさせて頂ければ。
私の思うイエスのメンバーは
・ジョン・アンダーソン
・スティーヴ・ハウ
・クリス・スクワイア
・リック・ウェイクマン
・ビル・ブルーフォード
であって、変えても良いとすれば(イエスを最後まで愛していたという意味で)、ビルに変わってアラン・ホワイトでしょうか。
結局この6人の中で最もイエスっぽいと思うのはAnderson Bruford Wakeman Howeの4人であり(閃光は中だるみの一切無い素晴らしいアルバムだと思っています)、クリスとアランはどちらかというとロックっぽい演奏が好きですから、ユニオンの時もトレヴァーと楽しそうに演奏をしていたという印象です。
でもビルも、キング・クリムゾン在籍時のビデオなんか見ますと、クリムゾンで演奏している方が楽しそうなんですよね。
「クリスの変わりのベースは?」って聞かれると、これは困ります。
クリスのゴリゴリベースがイエスの音ですから。
それを考慮した上で言えば、人柄も含めてトニー・レヴィン?
でも、トニー・レヴィンもクリムゾンの方が楽しそう(笑)
まぁとにかく、私はこれからもイエスを聴いて生きて行くと思います。
これからも良く聴くであろうアルバムは…
イエスアルバム、こわれもの、危機と、その辺りなんでしょうかね(^^)
閃光も♪
ちなみに私、雨トークで「イエス大好き芸人」をやったとしたら、出られるほどの知識は有りません。
ユニオン以降、どうなったかも知りませんしね。
あっ、まず芸人じゃないし(笑)
【レコード】Yes/イエス