音楽

ギターを持てば不良と言われた時代


メモ替わりに貼り付け(アレンジはメタルに近い)。
今はさほど聞かれなくなりましたが、一般的な考え方の中に「ロックやっている奴らはチャラい」みたいなものが有りますよね。
「そんなのもう無いよ」
いや、まだまだ有ります。
自分の娘に結婚を前提とした彼氏が居て、その彼氏が25歳にもなってバンドデビューを考えているといったらどう思うか。
ま、その場合は自分の娘をどうにかした方が良さそうですが(笑)
よく寺内タケシがコンサート(ライブとは言わない)で言っていましたし、実際に会ってもその話をよく出すほど、当時の社会は「ギター=不良」という考え方が蔓延っていたわけです。
「まったく○○さん家の息子は…」なんて近所でも噂になってしまう。
しかし寺内タケシはあの地位を掴み取った。
「ざまみろ」という感じでしょうか。
見た目が派手だから(ジャンルによりますが)、どうしても不良に見えてしまうんでしょうね。
「不良」っていうのは死語なのかな?
でも、ですね。
音楽の才能が全く無い私が言うのもナンですけど、一応バンド経験者として言いますと、ちゃんと音楽をやっているというか、真面目に音楽に取り組んでいる人達の生活というのは比較的地味ですよ。
性格的に大人しい人も多い。
髪の毛がパツキンでもね。
だって、そうでしょ。
周囲が映画だのデートだのと騒いでいる中、黙々と部屋で楽器の練習しているんですから。
たまに出掛けるったって、バンドの練習でスタジオ入るか、「何か曲作りのネタは無いか」とフラフラする程度。
服を買うんだって「次のステージに何を着るか」という感じだから、一般の人達と目的が違う。
とにかく、音楽のことしか考えて居ないんですよ。
だから結構世間知らずの人も多かったりします。
今、社会がどうなっているかとかね。
そんな事よりも、たくさん練習して上手くなる方が大切だから。
恋愛なんてしている時間無いし、自分というものをゆっくり考える時間も無かったり。
だから妙に奥手だったりしてね。
変な相手にダマされちゃったりすることも多いんですよ。
贔屓目に見るわけではないけれど、その辺の人達よりず~っと純粋だと思いますよ。
確かに変わり者も居ますけど、素直でバカ正直な人が多い。
プロ・アマ関係なく、音楽やっている人の風合いが私は好きです(^^)

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