音楽

【Photogenic-その1】我が家にPhotogenicのストラトが来た日

私、途中まで気付かなかったんです。
「何かを直す」という作業が好きみたいなんですよ。
しらなみさんと「手を掛けたマシンは可愛い」とお話をした時、「やっぱりそういう人って居るんだな、私もこういう人間でいいんだな」と思ったものです(笑)
完成されたものというのも良いんでしょうけど、多分私はそうでないものの方が好きなんだと思います。

嫁の選択もそうでしたから(;¬_¬)

「さてと、これをどうしようか」と色々考えるのが好きなんでしょう。
食べ歩きをしている時の「料理」に関しては、完成品であって欲しいですけどね(爆)
楽器でも、「ありゃ~!これ、どうしましょ!(>_<)」っていうものを安く手に入れて、本体以上の出費を覚悟で直すと。 あ、そうそう。 その「どうしましょ!(>_<)」っていう本体ですが、安くなければ買いません。
「Eシリアルフジゲン製Squier STRATCASTER」なんてものに15000円も出しません。
誰が使ったか解らない中古にそんなお金を出すならば、もっと安い3000円程度のギターを買って12000円を交換パーツに使いたいです。
私は元々安ギター愛好家なわけですけど…
あ、その前に昨年Eliothを購入した理由は「他の安ギターより情報が少なかったから」というのと「安ギターにしては完成度が高いと言われているから」で、どうしても自分で持って確かめたかったからです。

何故今までPhotogenicを購入しなかったかの理由は「皆さんの検証結果を拝見しただけで大体理解出来たから」であって、要するに解っているものだから面白味が無いというわけです。
でも「かなり程度の良いもので安価だったら弾いてみたいかも♪」とは思っていて、でもでも、リユースショップで見る限りではそんなに安くないんですね。
ですから「多分Photogenicを弄ることはないだろうな」と思っていました。
しかし…
出会ってしまったんですよ。
もう、遠くから見たら新品同様に見えるブツに。
それも、フロントが出ないという理由でジャンク品。
お値段は3000円!
悩みました。
15分くらい悩みました。
そして手に取りました。
弾いてみました。
やっぱりほとんど使っていなかったようです。
どこもかしこもキレイ。
ネックやフレットも無問題だし、いや、そういう問題じゃなく、本当に使っていないという感じ。
それから15分悩みました。
でも、これ以上悩むと昼休みが終わってしまいます。
「ま、これだけキレイならばいいかな」と、お会計してしまいました。

Photogenic ストラト
これ、新品って言っていいですよね。
だらしない楽器屋に行けば、フレット等がくすんでいてこれ以上汚いギターがたくさん有りますから(笑)

Photogenic ストラト
定かではありませんが、このロゴって新しいやつですよね?
ちゃんとPhotogenicです。
ね? 凄くキレイでしょ??
まだ掃除していない状態でこれですから。
しかしこの弦の巻き方って…(;^_^A
アンプに接続して音を出してみました。
確かにフロントが鳴りません。
でもこのギター、かなり早い段階でこの症状が出たと推測出来ますよね。
かなり弾き込んでからこうなったのであれば複数の原因が考えられると思うわけですが、初期の段階ならば単純な配線関係のトラブルじゃないかと予想したわけですよ。

Photogenic ストラト
うひゃ~、この配線!(^^;
3本をねじって先端だけハンダして有りました。
ハンダはヘタではないのに、「ちゃんと作る気」がほとんど感じられません(笑)
ここの配線だけやり直したらあっさりと音が出ました。
真っ新の状態の音を聞いておきたかったので、1時間ほど弾きます。
う~ん… リアとフロントの差があまり感じられません(爆)
どこのピックアップを選択しても、個性が無いというか、ミックスもそれらしくなくて、どうもストラトを弾いているような気がしないです。
パワーも無いですね。
でもこれは価格からして仕方ないこと。
フェンジャパのピックアップが有りますので、全部付け替えたいと思います。

ネックが太め。
でも一番最初に友人から買ったWESTMINSTERのテレキャスを考えたらなんてこと有りません。
私は手が小さい方ですけど、慣れればOK♪
アームが硬すぎるんで、後で調整。
ナットが数ヶ所欠けています。
それ以外がキレイなのにナットだけ欠けるって、もしかして自然に欠けたとか?(^^;
あと、誰もが言うようにペグは使い物になりません。
っていうかこのギター、ネジというネジが全部ユルユルです(゜o゜)
多分、値段からすると良い素材を使っている(加工に手間が掛かっている)部分がひとつくらいは有ると思うんですが、先程書きました通り「ちゃんと作る気」が無いんだと思います(笑)
しかし面白い木目だ(≧∀≦*)
またサウンドハウスさんから部品取り寄せないと♪


Eliothの方が先に我が家に来たのにまだ話に出さないのは、単純に更新時間が無いというのも有ります。
が、一番の理由は「Photogenicの方が面白そう」だからなんですね。
Eliothって、ある程度のレベルというか価格対効果の面では良いと思うんですよ。
でも、何て言ったらいいんでしょうか、ギターを持って構えてみて、何かしっくり来ないっていうか、長年フェンジャパのストラトと他社レスポールモデルを使って来たせいか、その形を持った時に体にしっくり来る条件みたいなものが有って、Eliothはそこから外れてしまうみたいなんです。
表現が難しいですねぇ。
まず大きな違和感として、Eliothは重いんです。
私はあまり個体の音にどうこうこだわりが有るわけでなく、安ギター持ってエフェクターで何とかしようとする方ですから、その重量が生音にどう関係するかなんて興味が無いんですね。
ストラトを弾こうと思った時点で、体の迎え入れ方が決まっているようなんですよ。
「こういうフィット感で、こういう重さで…」っていう。
ですからEliothは、ストラト系を持っているんだけど、そういう感じがしないというか…
やっぱり上手に表現出来ませんです(^^;
でもいつか、Eliothのお話も出来ればと思っています(^^)

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