心と身体

【粉瘤】粉瘤ってなに?

(この日記は後で書いたものです)
2週間くらい前でしょうか。
お尻にニキビみたいな吹き出物が出来まして、放っておいて10日もしたらピンポン球くらいに腫れて痛い。
場所が背中や肩でなく、お尻なだけにまさか皮膚の病気だなんて思わず、もしかしたら脱肛なんじゃないか?とか、本気で悩みました。
「腫れ」で検索すると無難なのが皮膚科。
松戸市立病院の近くに有る皮膚科に行ってみました。
「おー、これはかなり腫れてるねぇ。粉瘤っていうんだよ」
その病院の先生は紙に書きながら詳しく説明してくれました。
「あぁ、優しい先生で良かった。安心した」
と思った次の瞬間、「今から切るけどいいかな?」と先生。
「あの… 切るといいますと…」
「膿んでいると麻酔が効かないから、麻酔無しで切ることになるけど」
「すっ、すみません、それって、それって…」
「これだけ腫れると飲み薬も効かないだろうし、早く痛みが取れた方がいいでしょ?」
「はぁ…」
「じゃ、ちょっと考えてみて結論出そうか?」
「はい、考えてきますm(__)m」
お尻の腫れは痛いけれど、麻酔無しで切開なんて有り得ません。
戦場じゃないんだから(^^;
とりあえず化膿止めの薬を処方して頂いたようなので、薬局に行きました。
「随分と腫れているんですか?」
「はい、麻酔無しで切開すると聞き、考えてから来ることにしました」
「あ~、麻酔無しは痛そうですねぇ」
「この薬ってどの程度の効果が有るんですか?」なんてことを話しているうちに、切開するといった病院が今年で無くなるという話を聞きまして、麻酔無しと聞いてビビッてしまったチキンな私は「ちょっと待て!切開して何か後遺症が出たとしても、病院が無くなっちゃったら話の持って行き場が無いじゃん!!」と、余計にその病院で切開する気が失せてしまったわけです。
あと2ヶ月足らずで無くなる医者に手術をお願いする人は居るのかしら…
帰宅して嫁に話すと、「お尻だから我孫子の東葛辻○病院に行ってみたら?」と言う。
どうやら嫁の友達が数名、痔の手術をそこでしているらしい。
「いや、痔じゃなくて粉瘤なんだってよ」
「でもお尻に出来たんだから解るんじゃないの?結構大きな病院だし」
腫れが酷くて痛いので、とにかくどこでも良いから治してもらいたかったんですよ。
それに「麻酔が効かないんじゃなくて、小さい病院だから麻酔出来ないんじゃないのか」という気になってきたんですよね。
東葛辻○病院は手術件数も多いだろうし、ちゃんと麻酔は打ってくれるはずだろうと。
そういう思い(希望)を持ちつつ、翌々日嫁に運転してもらって東葛辻○病院へ行きました。
受付が終わって待合室で待ち、呼ばれて診察室へ。
「あら、結構大きく腫れていますね」
「粉瘤だと言われまして、麻酔無しで切開すると言われたんですが、麻酔無しは痛そうなのでご相談に来ました」
「アッハッハッ、麻酔無しで切るって言われたんですか?そりゃ痛いなぁ」
「ですよね、やっぱり麻酔はしますよね?」
「はい、ちゃんとしますよ、今日切開しますか?」
「麻酔が効くならば是非お願いしたいのですが」
「出来ます。では横になってお尻を出す姿勢にして下さい」
良かった。
やっぱり大きな病院じゃなきゃダメなんだ。
私の予想は当たっていた。
最初に決断しなくて良かった(ノ_・。)
そんなことを考えていると、「ちょっと力抜いて下さいね」と若い医師。
何をするかと思いきや、ゴム手袋をして私の水戸様に指をイン!
ちょっと待って下さいよ。
私はですね、今まで水戸様に入れたのは座薬くらいなもんで、指なんていう太いものは入れた経験がないんですよ。
いくら寂しい思いをしても、そういうプレイはした経験がない。
出口でしょ、そこは。
それにこの若い医師、ゴム手袋にもっと何か潤滑剤っていうか、そういうものを塗らないと入っていかないってことが解らないのかしら。
というか、この人はいつもそういうプレイをしているのでしょうか?
愛好家なの?

もう、こっちは体に力入りまくりですよ。
完全拒否!
何度も「力を抜いて下さい」って言うんだけど、初めてなんだから無理ですって(^-^;
結局若い医師はプレイを諦めて「では麻酔打ちますね」と粉瘤の切開に取りかかります。
「チクッとしますよ」
確かにチクッとしますが、この腫れた痛みが改善されるんならどうってこと有りません。
2回ほどチクッとして少し間を置き、「じゃ、切りますね」とメスを入れると…
いっ、いてぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!
全然麻酔が効いていません(>_<) これっぽっちも効いてない。 そこへ若い医師はメスを2度入れ、その×の部分から内容物を絞り出します。 ギュウギュウと絞ります。 メスも痛いが、絞られるのも痛い。 いや、痛すぎる! その度に私が辛そうにするので、医師は「あれ?麻酔打ちましたよ?おかしいなぁ」と言う。 患者の様子で麻酔効いていないのが解るはず。 でもその若い医師は、麻酔を追加せずに容赦なく絞る。 もうこれ以上書かなくてもいいですね。 きっとこれを呼んで下さる方は、同じ症状の方が多いはず。 だとしたら、恐がらせるだけですもん。 結局何がいけなかったかというと、粉瘤で腫れている場合、患部に普通に麻酔を打ってしまうと膿みの部分に麻酔が流れてしまい、肝心の肉に麻酔が入らないそうなんですね。 ですから皮下注射の中でも非常に皮に近い部分に打たないといけない。 しかしこの時の医師はその知識が無く「普通に打てば麻酔は効く」と考え、「麻酔を打つから大丈夫です」と患者に説明をして安心させたものの、実際は麻酔無しで切開したのと同じ状態になってしまったというわけです。 全然「大丈夫」じゃないし、正直こんなに痛い思いをしたのは生まれて初めてです。 厚い脱脂綿をあててテーピングし、普通に待合室で待たされます。 痛み止めも何も飲ませてはもらえません。 かなり待ちました。 座ると痛いので立って待ちました。 途中で若い女性看護師さんが来て「もう少しで呼ばれますから」と言うので、「どのくらい切開したのでしょうか」と聞くと「このくらいです」と指で教えてくれました。 その指の間、3センチ以上有りましたけど?? 「そっ、そんなに大きく切ったのですか?!」 と驚くと、看護士さんは「あっ、このくらいですかね」と1.5センチ程度に訂正。 ちょっと待てや…(+_+) 何十分も痛みをこらえて立ったまま待たされ、やっと呼ばれたと思ったら傷口を再度見て「明日また来て下さい」とのこと。 その日は帰宅して着替え、肉体ばかりでなく精神的にもほとほと疲れ、翌日までずっと布団に。 翌日行って当ててある脱脂綿を取り替え、内視鏡の予約を取ってくれというので、予約室へ。 担当の女性、家で何か有ったんじゃないかっていうくらいに、顔も声も怒っている(笑) 「いつ予約します?(真顔以上鬼顔未満)」 いえ、昨日切開したばかりでまだ凄く痛いし、このお尻の痛みがいつ無くなるか解らないんだから、そこで「いつにしますか?」って聞くのはどう考えても不親切じゃないですかねぇ。 「5日もすれば傷口も治って痛くなくなります。1週間すれば元通りになりますよ」と説明した上で、「いつにしますか?」って聞くんじゃないのかなぁ。 まぁこの予約係も話したくなさそうだし、私も痛くて早く帰りたいんで、2週間後に予約を入れました。 ダメなら後で変更すれば良いだろうと。 1週間程度で、完治というか普通の状態になったと思います。 医者に行ったのはその2回。 4日目から勝手にシャワー浴びて、その後は見せにも行きませんでした。 椅子に座れるようになってから、ずっとネットで「粉瘤」を調べていたんですよ。 勿論ネットの情報は怪しいと知っています。 でも何らかの情報は手に入るだろうと。 色々なページを拝見しているうちに、私のは本当に粉瘤だということが解りました。 ならば、内視鏡検査は要りません。 「東葛辻○病院」へ電話し、予約をキャンセル。 やはり私は行く病院を間違えたようです。 行った病院が肛門科重視でなければ、粉瘤で「肛門に内視鏡入れましょう」なんて言わないはずだもの。 粉瘤が腫れて痛いと言っている患者の水戸様に指入れないだろうし。 とにかく腫れは治まり、痛みも無くなりました。 あとは、いつ粉瘤の袋を取り除く手術をするか、ですね。 これを取り除かないと、また同じく腫れます。 腫れたらまた、麻酔無しで切開&絞り出しをされる可能性が高い。 手術は是非、腕の有る病院でやって頂きたいなぁ。

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