【11:14(2003)】   
監督 グレッグ・マルクス    
キャスト    
ヒラリー・スワンク    
パトリック・スウェイジ    
レイチェル・リー・クック    
ヘンリー・トーマス    
バーバラ・ハーシー    
ブレイク・ヘロン    
クラーク・グレッグ    
ショーン・ハトシー    
スターク・サンズ    
コリン・ハンクス    
ベン・フォスター 
「さらっと観てね」とボンバさんから言われた第2弾(笑)   
こういうのって、ジャンルは何でしょうか。ヒューマン?    
「この時間を別の視点で見る」という映画は他にも有りますよね。    
本当はそこが面白い所で見せ場でも有るんでしょうけど、私は「こうやって説明されるとみんなの気持ちが解って、結果的に悪事だったとしても何となく許せてしまう」っていう部分が好きだったりします。    
「個々の人物を描いているうちに、誰も悪人が居なくなる」というストーリーが有れば、私はかなり好きな映画になるんですが…まだそういう決定的なストーリーに巡り会っていないんですよね。 
よく有る話ですが、登場人物が5人居たとして、1人目の人が2人目の人にペンキをかけてしまい、2人目の人がビックリして3人目の人にペンキをかける。   
最終的に5人目の人がペンキをかけられたまんまで一番可哀想なんだけど、ラストの場面で、実はその5人目は1人目に多大な迷惑を掛けていたことが発覚し、結局誰が悪いのか解らないままエンドロールとか(笑) 
もしくはその5人目にかけられたペンキが何をやっても落ちないペンキで、5人目は一生そのままで暮らさなければならないという悲しい結末なんだけど、5人目は過去に、他の4人全員にそれ以上の精神的苦痛を与えていたとか。   
いや、5人目がペンキの為(何でもいいんだけど、ここではペンキ)に盲目になってしまい、そうやって生活していく過程で、自分でも知らないうちに他の4人に復讐していくっていうのもいい。    
意識的に復讐するのは簡単だけど、「自分でも解らないうちに」っていう所がミソです。 
こういう話だとギャグになってしまいますが、1人目が誰も居ない深夜にひき逃げされて呼吸困難な状態。そこをたまたま通り掛かった5人目が、1人目が居るのが解らずに(盲目だから)近づき、つまずいて1人目の喉に膝を入れてしまい、それによって1人目が死亡。   
いや、そうじゃないな。    
5人目が、持っている杖で倒れている1人目の両目を知らずに何度も突いてしまい、自分と同じ境遇に遭わせるというのも有りか。    
段々危なくなって来たので、この辺で(笑) 
4人全員を無意識のうちに殺してしまった5人目が「なんてことをしてしまったんだろう」という表情、もしくは4人全員を殺した後に「いったい何が有ったの?」という顔で終わり、エンドロールの後に、その5人目が振り返ってニヤリと笑うっていうのもいいなぁ(爆)
妄想で、すみませんm(__)m