タイトルに「お尻に出来た粉瘤」とわざわざ書いてあります。
これは、出来た場所によって違いが有ると思うからです。
初めて粉瘤になった時にネット検索すると、「あっ、このページ参考になる」と思ったらお尻じゃなかったり、「あ、お尻だ」と思ったら欲しい情報が書かれていなかったり…
私はお尻に出来た粉瘤しか尻ませんが(シャレか)、例えば肩とか背中に出来た粉瘤とは明らかに違うと思うんですよ(勿論他の場所も痛いでしょうけど)。
お尻は特別。
ということで、お尻に出来た粉瘤について、私の経験に基づいたお話をダラダラ書きたいと思います。
【粉瘤は化膿しないうちに取ってしまいましょう】
粉瘤で困ってネット検索した方は、このページを見ているはずです。
http://www.wound-treatment.jp/
特に私のように、麻酔無しで切開した経験が一度でも有る人は見ているはず。
「粉瘤 麻酔」で検索しているからです。
私の経験上(と言っても三ヶ所の病院だけ)、病院の先生やネット検索で仕入れた情報を総合すると、「化膿している状態では麻酔が効かない」ということでした。
しかしこのページの先生は、「化膿していようが自壊していようが麻酔は効きます」と書いている。
その理由は「局麻の方法が間違っている」からだと言うんです。
そして「炎症がひどいときほど切除しやすい。化膿しているときこそ治療しやすい。炎症が治まるまで待つ必要は全くない」とまで言っています。
これを読んだ時、私はモーレツに感動しました。
しかし…
この先生(夏井先生)のページを読んで感動した私は「次に腫れた時は絶対に麻酔の知識の有る、夏井先生のような医師にお願いしたい」と思っていました。
いや、本当は腫れる前に本手術をしようと思っていたら途中でまた腫れちゃったわけですけど、とにかく腫れた箇所を何とかしたいので、2回目は八柱の皮膚科に「相談」に行ったわけです。
治療でなく、あくまでも相談に。
「こういう状態でも麻酔は効くという話を聞いたのですが、いかがでしょうか」と言うと、「化膿していたら麻酔なんて意味無いです、このまま切ります」と言われ、そのまま2度目の麻酔無し切開。
夏井先生の有難いお言葉は、いったい何だったのか(ノ_・。)
これに対する私の結論はこうです。
夏井先生は素晴らしい先生に違いない。
しかし夏井先生は1人しか居ない。
全ての患者さんが夏井先生にお願い出来るわけではない。
他の病院・先生は口を揃えて「腫れたら麻酔は効かない」「腫れたら手術は出来ない」と言う。
でも、痛いのは嫌。
夏井先生にお願い出来ないのならば、腫れないうちに粉瘤を取り除くしかない。
と、こういうことです。
【お尻に出来た粉瘤をなるべく化膿させない方法】
私の場合は、どんな薬(軟膏)を付けても効きませんでした。
腫れだしたらあっという間に(数日間で)ゴルフボールくらいの大きさになります。
何かが触れたり、歩いたりするだけで痛いです。
ドーナッツ枕を下に敷いても痛くて座れません。
出来るだけこうならない、もしくはこうなってからの対処法と言えるかどうか解らないけど、可能性が有るんじゃないかな?というお話をします。
私は現在、絶頂期の8分の1程度に腫れが引いています。
今回(治療と言えるもので)やっているのは『どくだみ茶』のみ。
(どくだみ茶の作り方はこちらへ)
膿瘍はいつも通りの大きさになり、それがここまで小さくなったわけですから、もしかすると私には合っているのかも知れません。
それと同時に、仕事用のズボンを変えました。
「お尻に出来た粉瘤は特別」と申し上げたのは、お尻というのは座っている時に常に体重を乗せ、その状態でグリグリと動くわけですから、「化膿させるのに適した場所」ということになるんですね。
腫れ出したら早いのはそのせいです。
とにかく、患部に圧力がかかる状態がいけないのですよ。
私の仕事用ズボンは、あまり伸びません。
これではしゃがんだ時にお尻が圧迫されます。
ですからこのズボンを、サンキや島村で売っているイージースラックスに替えました。
お腹の所がゴムになっていて、生地が伸びる素材で出来ているものです。
下着も替えました。
ビキニやボクサーは圧力が掛かりますから、ゆったりしたものへ変更しました。
こうしてから、車の運転がかなり楽になりました。
先程ドーナッツ枕の話を出しました。
例えば膿瘍を取る為に切開した後の場合、「患部に体重が乗らないようにして座りたい」という時には、多少ですが有効かも知れません。
ですが、腫れている患部を避けて座りたいということで使用するならば、ほとんど意味が有りません。
ドーナッツ枕は体重が乗るポイントを移動させると同時に、臀部の他の部分を妙に引っ張ります。
ですから患部だけ当たらないようにしても、他の部分が引っ張られて、結局患部に影響が出てしまう。
これ、経験しませんと、書いただけでは解らないかも知れませんね。
究極の過ごし方は「寝る」です(笑)
睡眠は体に良いし、体制としてもお尻に負担が掛かりません。
でも、仕事もせずに寝て生活が出来る人って居ませんよね。
「いや、出来る」という人は、寝て下さい(^^;
「腫れてきたかな?」とちょっとでも感じたら、風呂に入って温まらない方が良いです。
温めると、膿瘍は急激に大きくなります。
私はシャワーだけにしています。
逆に冷やしたらどうかと、冷えピタや氷枕を試しましたが、私は全く効果が有りませんでした。
とにかくお尻の粉瘤は「座る」ということがまずダメなわけです。
いくら冷やしていても、座ったら終わり。
だから厄介なんです。
と、ダラダラ書きましたが、今回粉瘤が小さくなったのはやっぱりドクダミなんじゃないかと思っています。
今は夏だから大量に飲めますけど、冬だったら辛いでしょうねぇ。
この粉瘤が完全にしぼんだら、本手術を遅くても10月までには受けようと思います。
とにかく私は、「粉瘤の袋を取らないままでの完治は無い」という考えですので。
お尻の場合は特に(笑)
【追記】
どくだみ茶を作って飲んだ場合の効果は、おそらく10%程度だと思います。
どくだみ茶で良くなったという記事を載せて頂いた雑誌も有りまして、その時は粉瘤の化膿が引いたのは確かなんですが、一般的にこの方法で化膿が引くことは「稀」であると予想します。
「完治」を目指す方は、物理的に粉瘤の溜まる袋を取ってしまう方法が一番だと私は思います。
※アイキャッチ画像は、本文とは無関係です。